湯川内温泉 かじか荘
- 訪問日
- 2015/03/20
- 最終更新日
- 2015/03/20
- 投稿者
- しおり
-
管理人総合評価
4.3
-
ユーザーの評価
(5件)4.2
この記事は簡易的な記事と写真のレポートです。日帰りレポート 300円(訪問時)

1754年に発見され、島津家が御用達だったといわれる湯川内温泉 かじか荘。ここの特徴は澄み渡る地下水のような美しく、ふんわり柔らかい浴感の足元自噴泉に包まれて、極上の時間を過ごせるというところで大好きな温泉の一つです。
熊本県と隣接する鹿児島県の西側に位置し、アクセスもそれほど悪くないのにちょっと秘湯感のあるお宿となっております。
「上の湯」と「下の湯」の2ケ所に内湯がありますが、どちらも足元湧出という贅沢です。鹿児島らしいかな、殿方のお風呂の方が良いようです。

グルっと周って、駐車場に車を停めます。

一見すると、そんなに鄙びた感じではありませんが、、、。

日帰り入浴の他にも宿泊もやっています。素泊まりもできるので、素泊まりでこのお湯をたっぷり堪能してみたい。。。

こちらは、「上の湯」です。横に鳥居があって、温泉神社があります。建物からして、かなり年季が入っていますね。
上の湯 男性用内湯1

入り口にある温泉の概要の看板

男性用脱衣所。外観程は古さは感じませんでしたが、鍵付ロッカーなどはないため、貴重品はもちこまないほうが良いかもしれません。

男性用内湯 全景。
浴槽が1つあるだけのシンプルなつくりです。この浴槽の下から源泉がコンコンとわいているのであります!!
透明なお湯は、やや青みを帯びていて、とても美しい色です。
さっそく入って、匂いを嗅いでみると、ほんのり硫黄を感じます。良く見るとプクプクと泡が足元から上がってきて、底にある砂に触ると暖かさを感じました。足元湧出を実感^^
温度は40度ないくらいなので、浴感もやわらかく、少しすると全身に泡が付きました。これは1時間くらいは入れますね。

浴槽の大きさは4-5人入れるくらいでしょうか。

プクプクっと泡が上がってきた瞬間。お湯が本当にきれいです!!

水中ではなく、水面ギリギリの写真です。
「下の湯」 男性用内湯1

入り口にある温泉の良さを解説する看板

男性用脱衣所
昔ながらのカゴタイプ。

こちらは、源泉が別ということもあって、色味が上の湯と異なっています。どちらかといえば、エメラルドグリーンという感じの色でした。
浴槽は少し大きく、7-8人くらい入れそうです。深さも1mくらいあるので、浴槽内に腰掛が儲けられています。
「上の湯」と温度は同じか少し高めで泡付きはやや少な目でした。といっても熱いというほどではなく、ゆっくり入ることができました。
こちらも硫黄の香りのするお湯で、足元から源泉が自噴しています。湧き上がってくるのが分かります。
浴感もツルっとしていて、とても気持ちがいいお湯です。入っていると、穢れを洗い流してくれているような心地よさ、、、堪りません!
絶対また行きたい温泉です。

最高です
鹿児島県出水市の山の中の湯、道中1.5幅のやや狭い山道を走るので運転に自信の無い方は注意が必要です。駐車場も狭いですし、第2駐車場もあるようですが未舗装で坂の上です。
温泉は素晴らしいの一言、珍しい足下自噴の湯
できれば人の少ない時間帯がのんびりできます。
鹿児島弁は難しい。The Word
仕事の関係で鹿児島に3ヶ月滞在しました。
ビジネスホテルに宿泊していたのですが、気分を変えたく数日他に宿泊したいとホテル側に相談すると、紹介してくれたのが、この温泉でした。
湯治場の雰囲気を持つ、名湯でした。
地元の方、また、他府県から来ている方とお話する機会があり、様々な地方の方言があり
ご年配の方も多く、話している表情と主語と動詞だけをなんとか聞き取るという状況でした。
お湯は足元からジワリと沸きあがる源泉豊富で異次元体験をしているようでした。
これは、凄い!秘湯ファンは、この湯は必ず体験をお薦めします。
楽しいひと時を過ごせました。
柔らかな、澄み切った神秘的な湯
カジカ蛙の鳴き声と新緑の中に佇むその宿には、静けさとゆったりとした時間が流れ、まるで異空間にいるようでした。出水市駅からタクシーで15分、山間を登って来ただけとは思えない程の秘湯感が漂う森の中にあり、自然に心が安らいでいきます。
鮮やかな新緑の中に建つ本館は古いけれど格式がありそうで、左側に位置する湯治棟の屋根には草や苔が生え、鄙びた木造の建物は何とも言えない趣をかもし出しています。
キュルキュルルルル~と野鳥のような綺麗な声で鳴き続けているかじか蛙の鳴き声が一層の情緒を添え、うっとりとした時間が流れて行きました。
湯の色は周囲の濃い緑が温泉に溶け込んだかのような、吸い込まれそうに澄みきった深藍緑で、とても綺麗な神秘的な色です。下の湯の方が緑色がかっているように思います。
東鳴子温泉・高友旅館の湯の色に似ていますが、こちらは足元湧出で透明度が高く、湯底の岩が青石のように神秘性を増して見えます。
浸かるとその湯の柔らかさに驚き、ヌルスベで、口に含むと柔らかい玉子味、かすかに硫黄の香りがしている何とも素敵な温泉です。
下の湯の方がぬるく源泉36℃PH9.4。浴槽の端辺りの湯底から、リズミカルにキラキラと輝きながら水泡が舞い上がって来る様は、とても可愛く見ていて飽きません。しばらく浸かっていると泡付きもみられてきました。こちらは男女別で仕切られおり、ぼおーっといつまででも入っていられます。
冬場は加温浴槽が別に用意されるようで、空の湯舟がありました。
上の湯は源泉38度PH9.6。温かく感じ、こちらの方が硫黄の香りもやや強く泡付きも早いようです。しかし浴槽の源泉口が男性側にしかなく、残念な事に女性側は男性浴槽からの流れ湯が来ています。昔、混浴だった浴槽を壁で仕切っただけで、仕切り板の下側は空いています。男性には圧倒的にこの上の湯が人気で、私が1人で入っている間に何人もの男性が入浴しに来ているようでした。
水泡も男性側にしか見られませんが、共に箇所は不明でも足元湧出泉でその量は多く、溝をかなりの勢いで湯が多量に排水されて行きます。
かじか荘は上の湯・下の湯・水道に使われている3本の源泉があり、その総湧出量は不明だそうですがかなりの量があると思われ、昔は温泉プールもあり子供建でにぎわったそうです。
蛇口から温泉が出るのは嬉しく、大きなタンクやボトルに湯を貰いに来る人達が後を絶ちません。地元の方達に大人気の温泉です。明るく気さくで元気な仲居さん達と柔和な御主人が迎えてくれます。
前回は日帰りでしたが、今回(7月)は自炊棟に2泊して来ました。寝具と冷蔵庫、扇風機は付いていますが、エアコン・テレビは有料、浴衣は200円で借りました。歯ブラシ、タオルはありませんので持参が必要です。キッチンには調味料以外の道具や食器類は揃っています。1泊3000円台でしたが、5泊以上するとかなり安くなります。14時イン11時アウト。
宿と提携している出水タクシーなら片道1500円。TEL0996-62-1515、0120‐15‐1577
*旅館部は15時イン10時アウトで,出水駅から無料の送迎があったのですが、29年6月より経営者が変わられたそうで、残念ながら旅館部は閉鎖し、湯治部(自炊・素泊まり)だけになってしまったそうです。
2015/5/02~04バイクでの自炊棟宿泊です。
前日夕方に電話してみたところ、ゴールデンウィーク中でしたが幸運なことに自炊部に空室が有ったので取り敢えず1泊で予約しました。結局、気に入ったのでもう1泊延泊しました。料金は素泊まり1名1室で3,000円と入湯税150円と非常に安価でした。
出水市内のスーパーで食料を買ってから最後は山道を通って到着しました。舗装されていますが、カーブが多いので運転には注意が必要です。
宿泊客用の屋根付きの駐車場は、乗用車3台ほどで埋まっていましたが、バイクは車と車の間に充分場所が有ったので停めることが出来ました。受付に声をかけて自炊棟の2階の端の部屋に通されました。部屋には布団、テレビ、冷蔵庫、ハンガー、こたつ(笑) が用意されていました。トイレ・炊事場は1階に有りますが、ウォッシュレットでこそないものの綺麗な洋式トイレでしたし、炊事場には無料で使えるガスと電子レンジが有ったので非常に便利でした。但し自炊部内は電波状況が良くないので、スマホの利用は受付前のベンチでしていました。
どちらも温泉が底から自噴している浴室は上と下の2か所ありましたのでそれぞれについて書いてみます。
下の浴室は広くて深いです。浴槽内の段差に腰掛けてもまだ深いのでいくつか有る木の台を移動させて腰掛けるとちょうど良い感じです。時折底から泡が登ってきます。
上の浴室は、下に比べるとこじんまりとしています。こちらの方は浴槽内にいくつかある岩に腰掛けて入浴します。こちらの方が明らかに底から出てくる泡の量が多く、また湯が柔らかい感じがして非常に気に入りました。
上下とも温めで長湯が出来たので、脱衣所を覗いて空いている方に入るのを繰り返していました。
送迎は現在行われていないようですが、タクシーの宣伝が貼ってあったので電車利用の方も宿泊での訪問を是非どうぞ。
写真の1枚目は入口の看板、2枚目は自炊部の外観、3枚目は部屋、4枚目がタクシーの案内です。
宿泊は別館がオススメ
去年の秋に宿泊しました。
出水駅から送迎してもらい、30分くらい山道を走った先にある一軒宿。
平日なのに大勢の県内の日帰り客と湯治客で賑わっており、ポリタンクを何本も持って温泉水を汲みに来る人を何人も見かけた。
正面左側の湯治棟と右側の旅館棟(本館とさらに奥に別館がある)、湯治棟は2500円とかなり安い。
自分が宿泊したのは離れの別館で、長屋のような建物は昔の親戚の家そのまま。部屋は昔の自宅のような造り。昭和にタイムスリップしたような懐かしさを感じた。
昔の自宅にいるような居心地で、今の自宅よりもくつろぐことができた。
今までで一番リラックスできる宿だった。
夕食と朝食は本館1階の食堂で食べる。この日は自分を含め旅館棟の宿泊客は2組で、湯治棟のほうが大勢の客で賑わっていた。
温泉はほんのり硫黄臭と少しとろみのあるぬる湯で足元自噴が男女2か所ずつ。
透き通るような青みがかった緑色で、時々足元からプクプク気泡が湧き上がる。
ぬる湯のためか長居する方が多く、いつ行っても誰かしら入浴していた。
貸切りで入れなかった温泉はここが初めて。
かじか荘はホームページもなく山奥の正直不便な場所にもかかわらず、ここは人を惹きつける何かを持っており、大勢の地元客に愛されている。