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濁川温泉 新栄館

北海道茅部郡森町字濁川49 マップ

分類
  • 掛流
利用
  • 日帰り可
  • 宿泊可
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濁川温泉 新栄館

「滅びの美」朽ちた屋根と歴史を重ねた浴槽

訪問日
2015/06/24
最終更新日
2015/06/25
投稿者
しおり
  • 管理人総合評価

    4.0

    4.7

  • ユーザーの評価

    (3件)
    4.3

    4.3



新栄館周辺はのどかな田園風景

田んぼに囲まれたのどかな田園風景の中、ポツリとある旅館「新栄館」です。
明治・大正・昭和時代に建てられた建物がつながっている細長い旅館は猛烈に鄙びた雰囲気でまるで東北にあるような、北海道には数すくない鄙び系です。
鄙びた宿好きの方には北海道では外せない旅館ではないでしょうか。

新栄館 外観

見てください。この看板のレトロ感、いいでしょう。
左にあるのが明治時代に建てられた浴舎、真ん中が大正時代の旧館、右が昭和時代の新館です。

  • 玄関
  • 手書きのメモもいい感じ

入口から入ると木造りで懐かしく感じるような空間が広がります。
おばあちゃんの家にでも来たような気がするホッとする感じです。

「こんにちはー!」と声をかけてもシーンと静まり返り、何度も声をかけても誰も出てきてくれず、しかたがないので張り紙がしてある電話番号へ電話してみようかと思った時、奥の部屋からおじいちゃんが顔を出しました。
テレビを見ていたので聞こえにくかったようです。

  • 味のある廊下の天井
  • 浴室前の階段
  • 脱衣所
  • 冷水槽と源泉槽

基本的には男性用として利用されている浴室ですが、女性も入れる混浴です。
しかしながら「日帰り入浴をしたいんですけど」と言うと「女性はあっちね」と女性用の浴室を案内されてしまうので知らなければこちらの浴室には入れません。
しかも「男性」としか書いていないので知っていても不安になってしまいます。

かなり入りにくい混浴なので躊躇してしまいますが、入らないと損と断言できるほど素敵な浴室なのでがんばって入った方がいいと思います。

脱衣所は男女の間に申し訳程度の衝立があります。
気持ち分かれてるという気分の問題で、ほぼ意味のないような気がしますがないよりはマシですね(^-^;

「滅びの美」朽ちた屋根と歴史を重ねた浴槽

混浴内湯 源泉かけ流し 浴槽温度:左奥46度、他44度

岩をくり抜いた浴槽が3つ。長い年月濃い温泉が流れ続けたことで岩の浴槽をすっかりと析出物でコーティングされ、味のある素敵な浴槽になっています。

きっと明治時代から変わっていないだろう浴室はレトロそのものでたまらない美しさに惚れ惚れしてしまいました。

湯は黄色がかった透明で、ツルツルしたやわらかい浴感、細かい茶色の湯ノ花が浮遊し、表面には油が浮いています。
甘い鉄と油臭がたまらなく良い香りです。

浴室の天井を見上げると、ボロボロと朽ちている屋根が目にとまります。
しかしこのボロ具合が美しい・・・、滅びの美のように思いました。

この浴室で一人っきりで、しかも夜入ってみたいなぁ。

源泉投入量はそこそこ。48~49度の源泉が注がれ、浴槽の温度も結構熱い。
右奥の浴槽は投入量が少し多めなようで浴槽の温度が46度、その他は44度でした。

入浴しながらの目線はこんな感じ。

  • 冷水が流れているホース
  • 新館への通路
  • 新館のエントランス

さて、お次は新館にある女性用の内湯です。
昭和時代に建てられた新館はしっかりした造りで普通の建物です。

脱衣所や浴室は綺麗に掃除されていました。

新館 女性用内湯

女性用内湯 源泉かけ流し 浴槽温度:約42度

混浴の内湯と湯は同じです。
温度もちょうど良い温度(おそらく42度ぐらい)でこちらではあまり熱いという印象はありません。

  • 源泉湯口
  • 湯は黄色がかった透明

源泉は同じですがやっぱり浴室の雰囲気が違うとだいぶ違いますね。
とはいってもこちらだけ入っていたとしても気に入ってはいたと思いますが。

混浴の浴槽では撮れなかった表面の油膜が女性用内湯で撮れたので載せます。

金属はみんなこんなになってしまいます。いい温泉を持つとこういったメンテナンスも大変だし苦労が絶えないかと思います。
源泉も毎分100Lぐらいはあるのでもっと投入量を増やせるらしいのですが、スケールがたまるのでこれぐらいにしている、とおじいちゃんが話していました。

浴舎を見る限りでは、あとどのぐらいもつのか心配になるほどの雰囲気ですが、
これからもいつまでも変わらずにあってほしい温泉だと思いました。

濁川温泉 新栄館の評価はこちら!

  • 温泉

    5
    5

    極上湯

  • 温泉の雰囲気

    0
    5
  • また行きたい

    0
    4
  • 部屋

    評価せず
  • 食事

    評価せず
    0
管理人総合評価
4.7
4.7
とさせていただきました。

クチコミ(3件)3件中 1~3件 1ページ目

自分にとって道南では最高点

5.0
5.0
温泉
5
温泉の雰囲気
5
また行きたい
5
部屋
0
食事
0
-1/11頃に訪問

とにかく素晴らしい。
泊まって夜中に何度も入りたくなる温泉。お湯も雰囲気も極上だが宿の鄙も極上。
だまされたと思ってぜひ立ち寄って欲しい。
私が行ったときは客は自分一人、こう言う温泉が無くなることのないようたくさん訪れましょう。

ちなみに混浴です。

16/12/19
18:55
に投稿

200分の1の奇跡の湯

4.2
4.2
温泉
4
温泉の雰囲気
5
また行きたい
5
部屋
3
食事
4
2015/09頃に訪問

しおりさんといねぞさんのレポートを拝見して、滅びの美に惹かれ
宿泊しました。
旧館の平衡感覚がおかしくなりそうなくらい傾いた廊下を渡り、階段を降りると脱衣室がありその先の窓を開けると息を呑むような
素晴らしい光景が広がりました。

浴室は全体的にかなりくたびれており、特に屋根の中心は一回抜け落ちたのかアクリル板で補強してあり、そこから日光が差し込んできます。
建物自体はかなりボロいものの、浴槽や床回りはしっかり造られており
古さと重厚さが上手く絡み合いとても神秘的。

湯はかなり熱めで心地よいアブラ臭がただよい
茶色の大きな湯の花がただよう。
この温泉地には源泉が約200本あり、飲泉可能なのはここで使用されている1本のみ。まさに奇跡の湯である。

夕食時にはご主人が一緒の席に座って缶ビールを飲みながら
話しかけてくる。
話の引き出しがとても多くて面白く、パソコンの知識も豊富で一人で
湯守りから田んぼや野菜の栽培までこなすアグレッシブなおじいさん。
料理は息子さんが仕事前に作っていき、それ以外はご主人が
管理しているとのこと。

その料理はどこれとてもおいしく、特に鍋物のスープの味が自分好みでとても美味しかった。写真に撮りそびれたが夕食にはあとご飯・味噌汁・刺身と魚の天ぷらが付く。
ご主人がどこかで仕入れてきた謎の食前酒が独特な味わいで
クセになりそう。
カニも半身付いて1泊2食で税込み7000円。
お湯・食事・値段全てに大満足の旅館でした。

温泉好きなご主人に帰り際に温泉本をいただいたので、お互い元気なうちに返しに行きたいと思います。

15/09/06
17:06
に投稿

日帰りでも良いですが宿泊するともっと堪能できます

4.8
4.8
温泉
5
温泉の雰囲気
5
また行きたい
5
部屋
4
食事
5
2012/09頃に訪問

数年前の帰省の際に宿泊しました。濁川温泉は北海道では歴史がある温泉場の一つで、いくつかの宿と日帰り入浴施設があるんですが、集落の中に宿が点在してるため、温泉街といった雰囲気は無いです。

他の宿のお風呂も良いのですが、新栄館の湯船は湯治場の時代の雰囲気を残した渋めの湯船で、自分はこれを独占したくてあえて宿泊にしました。
ちなみに宿泊した場合は他のお客さんの状況にもよりますが、女性専用浴場にも男性も入れます。しおりさんのレポにある通り旧館の湯船はかなり熱めですが、新館の湯は長湯向きで、自分は夜に本を読みながらボケーっと浸かっていました。

深夜に旧館の湯船に入りましたが、虫の鳴く声とお湯が注がれる音だけが響く静謐な空間にいると泊って本当に良かったと思いました。

食事は道南の品をベースにじいちゃんの自家製野菜を使った料理がこれでもかというくらい出てきます。かつお客さんが少ないと宿の主人(じいちゃん)がビール持って横にどかっと座ります。(笑)宿の歴史やじいちゃんがなぜ旅館を継いだのか等、道南訛りでトツトツと話してくれるので、話好きの人にとっては楽しい夜になると思いますよ。

道南は渋めの温泉が多いエリアですが、ここの温泉は絶対外せないと思います。個人的には一押しの温泉の一つです。

15/06/26
11:39
に投稿

クチコミの平均評価

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マイリスト

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