阿蘇五岳の一つ、鳥帽子岳に湧く地獄温泉は、秘湯ムード満点の宿と鄙びた足元湧出の「すずめの湯」が人気のお宿。
地獄温泉へは温泉が全部で9つと沢山あり、1日いても飽きる事なく宿の中で温泉巡りを楽しる。

去年、一緒に九州旅行をしていた彼が肌を悪くし、しかたなく私一人で訪れたが芋洗い状態の上、マナーの悪い人が多くいい思いをしなかった。

しかし有名な温泉という事もあり、一度彼も行きたいと言う。
宿泊だったら人も少ない中で入浴できるのではないか・・と宿泊で再訪する事にした。




《2005年1月 宿泊レポート》

お気に入り度:★★★★
接客:★★★
食事:★★★★
宿の雰囲気:★★★★
部屋:★★
温泉雰囲気:★★★★★
泉質:★★★★


    地獄温泉 清風荘 すずめの湯 
 住所  熊本県阿蘇郡長陽村河陽2327
 電話  09676-7-0005
 アクセス ■南阿蘇鉄道阿蘇下田城ふれあい温泉駅から
 垂玉温泉行きバス20分国民宿舎前下車
■九州自動車道熊本ICから国道57、325号線、
 県道111号線経由で約40q
 営業時間  8:00〜22:00
 料金  本館7500円〜11490円 別館 
 13800円〜14640円 
 自炊1615円〜 湯治(3泊)5000円〜

 400円 入浴+休憩1000円
 お風呂  露天風呂:男女各2 混1 内湯男女各2 貸切1


鄙びた湯治ムードの漂う木造の本館は明治時代の中ごろに建てられた歴史ある建物。

その隣に建つのは比較的新しめの別館。こちらは少々料金が高め。
さすが各雑誌の表紙などを飾り、有名なだけあり、駐車場へは各地のナンバーが並ぶ。
日帰り入浴の時間内はこの大きな駐車場が満杯となる。
ちょっと宿から駐車場の距離があり、荷物の多い私は運ぶのが大変だった。
駐車場から歩いてあがっていくと入り口には門松が飾られていた。

宿の中へ入ると外観からは想像できないほど立派。
綺麗に装飾され、白熱等の薄暗いライトが昔ながらの雰囲気を浮き立たせる。
宿の前に灯される大きなチョウチン



平日宿泊 4畳半 8400円

部屋は予約をする際、4畳半でせまくないかな・・などと心配ではあったが、部屋へ入ってみるとそんなに違和感のない落ち着く部屋だった。
ただ、壁がものすごく薄く隣の部屋でしゃべっているのがため息まで聞こえるほど。これにはちょっと落ち着かなく、テレビの音にまで気を使う始末。
少し壁が薄くて隣のしゃべり声が聞こえる程度だったらいつも気にもしないのだが・・・。今まで沢山の木造の宿へ宿泊してきたがこんなに気になったのは初めてだった。
部屋は入ってすぐに思ったのが硫黄臭がはげしい。外へいるよりも部屋の中のほうが硫黄臭がキツイというのは何故??建物の下からガスが出ているのだろうか・・。
浴衣、ミニタオル、ハブラシ、茶菓子、テレビ(100円で1時間のタイプ)、暖房が備え付けてあり魔法瓶へはあたたかいお茶が入っている。
暖房は小さい部屋だけにすぐにあたたまる。





食事何処

夜ご飯

夜ご飯のコースはいくつかあり、私達は名物の地獄鍋を頼んだ。(宿泊料金に+1000円)
これは宿泊の予約をする時に指定する。(そこで決まらなければ後日電話がかかってきて聞いてくれる。)
鴨肉と鹿の肉を地獄温泉独特の鍋で焼いて食べ、猪肉を鍋で食べる
鍋の鉄板が斜めになっているので上の方へ鴨、その油が落ちたあたりへ鹿をのせて同時に焼く。そうすると鴨の油で猪肉が焦げずおいしく焼けるという。教えられた通り焼いてみたがたしかにうまい。しかし鴨肉の方がジューシーでおいしかった。
鍋の真ん中へはだし汁が入っておりそこへ特製味噌をとかして野菜を煮込み、猪肉をしゃぶしゃぶしていただく。味噌も地獄温泉で作っているものでコクのあるおいしい味噌だった。

食事後のデザート

食後のデザートは部屋へ帰ると宿の方が部屋まで持ってきてくれる。
チョコレートケーキは甘さ抑え目で甘いものがダメな私もこのぐらいならいけるかなってほど。なかなかいいサービスだなと思った。

チョコレートケーキ、イチゴ、オレンジゼリー、コーヒー





ボヤッと浮きあがるすずめの湯は灰白色の湯と木造の屋根が溶け合う空間


                              すずめの湯 男女共用
夜日帰り入浴が終了した時間、露天風呂(すずめの湯)へ入りに行った。宿の入り口からは下駄をはいて階段を下りるとそこには真っ暗な中ボヤッと浮き出ている灰白色の湯がある。前回の芋洗い状態とは違い、誰もいない静寂な空間は本当に最高なものだった。湯船の底からは1つの枠内で5箇所ほどプクプクと足元湧出場所があり、まさに地獄の湯だなぁと新鮮な湯に長い間出たり入ったりを繰り返した。
前回訪れた時はぬるめの湯と熱めの湯があきらかな温度の違いを感じたが今回はほとんど同じぐらいの温度だった。
ただ、熱めの湯はぬるめの湯より濃い匂いがした。

ぬるめの湯 熱めの湯

すずめの湯 内湯 すずめの湯全体写真
内湯は露天風呂よりまろやかでやさしい湯。色も内湯は灰色というより白い濁り湯で温度もぬるめの私好みだった。内湯だけのこの空間しかなくても私は訪れていただろうな、と思うほどいい湯。
仇討ちの湯は女性用露天風呂だが、ここからは男性用露天風呂が見えるらしい。(私は見入浴で夜見に行っただけなので未確認)
その為仇討ちの湯と名づけられたとの事だった。
貸切風呂の源泉は大浴場と同じように感じたが実際どうかはわからない。
仇討ちの湯(女湯) 貸切風呂



朝ごはん

朝ごはんはバイキング形式で食べれる分だけ器によそって食べる。
どちらかと言うと精進料理のような質素な感じで身体には良さそうなものばかり。
(ひじき、ほうれん草の和え物、漬物など)
バイキングの中には生魚も置いてあり、それを網の上で焼いて食べたりと変わったものもある。生卵は卵を焼くための丸い鉄板が置いてありそこへ割って焼く。なかなか楽しい朝食だった。
飲み物もコーヒー、紅茶、オレンジジュース、ウーロン茶などが用意されている。


日帰り料金400円にプラス1000円を支払うと左写真の休憩室で休憩ができる。

日帰りで訪れるのならお風呂が沢山あり大変なので休憩しながらゆっくり周った方がいいかもしれない。
日帰り休憩用の部屋 玄関に飾られている猪



源泉名  地獄温泉 すずめの湯第一号泉 その他2本有り
泉質  単純硫黄温泉
効能:          神経痛筋肉痛関節痛胃腸病切り傷肩こり冷え性腰痛美肌打ち身くじき火傷運動器障害皮膚病アトピーリューマチ婦人病消化器疾患
PH:           2.81
源泉温度:         3本  85度





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