伽藍(がらん)岳の麓へ点在する塚原温泉は、火口という自然の力強さで生み出された温泉だ。

私達を泉質というものに目覚めさせてくれたのはここ、塚原温泉。温泉のすばらしさを湯に浸かる事で教えられた。


今回九州の旅でどうしても塚原温泉へ寄りたくて、鹿児島のみの予定だったところを急遽変更。
大分県で3日間滞在する事にした。事前に塚原温泉の桜井さんと連絡を取らせていただいて雪の状況など把握した上で訪れた。
冬に訪れる場合は雪での休業や時間の変更などがある為、確認後に訪れる事をお勧めする。




【日帰りレポート】2004年1月
(2005年1月再訪)
★泉質NO1★
お気に入り度:★★★★★
温泉の雰囲気:★★★★
泉質:★★★★★

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         塚原温泉 露天風呂
 住所  大分県大分郡湯布院町塚原1235番地
 電話  0977-85-4101
 アクセス  別府より40分 国際観光港より30分
 JR由布院駅より15分 大分空港より80分
 大分自動車道・別府ICより25分
 宇佐別府道路・速見ICより15分 由布院ICより20分
 営業時間  9:00〜20:00  *4、5月、10〜12月は18:00まで。
 年末年始・冬季は天候による(冬季は電話で確認を)
 料金  大浴場:500円 子供200円(2時間以内)
 家族風呂:2,000円
 (1時間以内 大人2人 子供2人まで)
 露天風呂:大人600円 子供200円(2時間以内)
 休憩室:1000円(1室 1時間) タオル:200円
 お風呂  大浴場 男女各1 家族風呂5 露天風呂男女各1

前日まで雪だったせいもあり私達が訪れた朝10:00には既に駐車場が満杯となっていた。
年々人気が高くなっているようだ。
人気が出てきた為、現在の浴槽でも不足しがちだという事だった。
今年の塚原温泉 去年の塚原温泉


5種類の成分が詰った濃厚な超酸性湯 浴後の肌は驚くほどスベスベに!


                                    露天風呂 男女各1
この日は前日までの雪のせいで休業だった事もあり、露天風呂は温度が低いのでお休みとなっていた。温度が低いし前日はお湯を入替えてないけどそれでもいいのならと貸切で貸していただいた。少しぬるめだったが途中から隣のパイプに詰め物をし源泉を増やしてくれたので気持ちよく入ることができた。誰も入っていなかったせいで湯船には大量の湯ノ花が沈殿し、入ったとたんあっという間に濁り湯になった。
湯の味はすっぱ苦く、匂いはなんとも言えないかすかなモール臭のような香りがした。この匂いはモール臭と書いたが表現が難しい。何度も何度も匂いをかいだが結局わからなかった。浴後、肌は何処の温泉へ入ったよりもスベスベとなった。
露天風呂の淵は成分であざやかな緑色に変色している。

去年撮った露天風呂の写真を見ると湯の花の量の違いかもしれないが今年より少し濃い緑色をしていた。
P.H1.4と強酸性の為、入って少したつともう指の先はシワシワのおばぁちゃんのような手になる。表面の古い角質が溶けて落ちているようだ。
アトピーなどで通っている湯治客も年々増えているようだった。
今年撮った露天風呂の淵 去年撮った露天風呂

冬は湯量が少なくなり温度を保つのが大変だという。冬の深夜には-4度まで下がる為、お湯の表面へは発砲スチロールの板を浮かべ次の日のために備えるそうだ。
成分表の総成分量9.059gは6月あたりにの検査結果。冬は湯量が減る為それよりも濃い湯となる。濃い湯に入りたい方は冬がお勧めだ。

【家族風呂 治療室】

去年訪れた際、通常一般の方は入ることができない治療用の家族風呂へ少しだけ入らせていただいた。
澄んだお湯は鮮度が高く、濃く感じた。静かな空間と一番茶の上澄みだけをとったような透明度の高い緑色の湯はたまらないものがあった。
【家族風呂 一般用】

一般の方はこちらの家族風呂へ入ることができる。
私達はまだここだけ入った事はないので次回訪れた時には入ってみたいと思っている。
内湯へ送られる源泉パイプはすぐに湯の花で満タンになってしまう。
湯守の櫻井さんはしょっちゅう掃除をしていないとすぐ詰るとパイプ掃除のさわりを見せてくれた。
パイプへ細長いブラシを少しだけ入れるとブワッと湯の花が舞い上がる。
その後、内湯へ入らせていただいたが、パイプをいじった影響で内湯の湯は少し濁っていた。湯の花まじりの濃いお湯に浸かり歓喜きわまりないいい湯を堪能した。
湯の花がすぐ満タンになってしまうパイプ 沢山の場所に黄色い成分がこびりつき熱い噴気が出ている。

卵アレルギーでも大丈夫 火口の噴気で20時間蒸した温泉卵

【特製火口蒸し卵】 6個 500円
アレルギー反応が出ないよう考慮するため、がらん岳火口の噴気で20時間かけ蒸してつくる。
卵は茶色に変色し、こおばしい味となる。
人気が高いため、朝10時ごろには既に売り切れている事も・・。
卵は受付前にて販売している。

卵と言えば先日塚原温泉がテレビで紹介されているところを拝見したが、源泉で卵を湯で、あげてみると殻がほとんど消滅していた。これには驚いた。


年が経つと共に大きくなる湯釜 

去年の小さい方の釜

一年後

今年の台風で陥没し、大きな釜へと変化していた。
メインの大きな釜も少し大きく成長していた。

時期限定で入れる温度になる秘蔵の野湯
もちろん入浴禁止&立ち入り禁止

底には良質の泥がたまっている
ひっそりと湧く秘蔵の野湯 こちらも一般の方は入浴禁止


火口の泥 価格:500円 170g

容器に泥を入れ、水を加えると元の泥を復元できる。
私は家のお風呂で泥湯を楽しんだが浴後の肌はスベスベになった。
復元した泥を肌へ塗ったほうがもっとスベスベ感があった。
吹き出物が治ったという御礼のメールも来ているとの事。悩んでいる方は一度お試しあれ
火口近くにて 商品化された石などをサライである程度取り除いた泥
---いただいた泥---
早速いただいた下記の一番楽しみにしていた生の泥を2日間泥パックしてみた。パック後はものすごくしっとりスベスベになった!私は元々ニキビなどはあまりできない方なのでスベスベになる以上の効果はわからないが確かな肌の調子よさを実感した。
ボコッと取ってそのまま乾燥させた泥 ある程度の石をのぞいた泥 取ってそのまま生の泥


湯守の桜井さんは人気が出たからといってお客さんのニーズ全てにあわせる為にボーリングをしたり、機械化を勧めて自然に不可をかけるような事をせず、現状の自然の恵みを最大限に有効活用し、塚原温泉とうまく共存しているという印象を受けた。

積雪のある時でも最低3日に1度は様子を見に行ってお風呂のメンテナンスをしたり、営業終了後に次の日の天気や気温を考慮しながら翌日の源泉量を調整するといった熟練の技によってお客さんが気持ちよく入浴できているという事を知り、大変驚いた。

帰り際に生の泥、商品化された泥、開発途中の泥や卵などをいただき再び大変お世話になってしまった。
伽藍岳頂上よりの景色

ご提供いただいた写真

塚原温泉に旅館があった頃の写真
少しわかりにくいが真ん中より下にあるのが塚原温泉

火口より泥が吹き上がった瞬間の写真 ど迫力!

今は日帰りのみの施設となったが、昔は2件の旅館があった。もちろん無理は承知だが、これから先旅館ができるとしたら私は毎年泊まりにいくだろう。

桜井様へ
いつまでも極上なお湯を守っていってください。
いつも応援しています。


 源泉名  塚原温泉
 泉質  酸性-含硫黄・鉄・アルミニウム-カルシウム-硫酸塩泉
 効能  慢性皮膚病・慢性婦人病・きりきず・糖尿病・月経障害・神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消火器病・痔病・冷え性・病後回復期・疲労回復・健康増進・
 源泉温度  60.6度
 P.H  1.4



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